この度、前身である東京ゴルフ練習場連盟発足から60年以上の伝統ある関東ゴルフ練習場連盟の第10代理事長に就任いたしました。
   連盟の歴史を振り返りますと、昭和27年9か所の練習場が、当時、ゴルフ練習場を課税対象とする情報に対処するため集まったといわれております。また、昭和30年代になるとゴルファー数も増加し、そのゴルファーを指導するプロ志望者も増え、その教育の場として研修会が発足致しました。
   設立当初は特に、その時代の要望に即した活動が行われてきたのですが、近年のゴルフ人口がピーク時の約1400万人から約800万人まで減少するのと並行して、連盟の活動も停滞しておりました。
   しかし、ゴルファー減少時代になり、ゴルフ界からは練習場のゴルファーを産み出す機能が非常に注目されております。地域のゴルフ練習場連盟、ゴルフ場、ゴルフ用品会社、プロゴルファーなどとの協力関係を築き、ゴルファー拡大に取り組みたいと思っています。
   また、ゴルフ練習場は地域密着産業です。地域の方々がゴルフを始めるようなきっかけを提供することやサービスを強化することにより、顧客拡大を図れる可能性を秘めています。このようなことも含め、各施設の事業運営における課題に対して対応できる連盟を目指し、会員の皆様の事業繁栄のヒントを少しでも多く提供していきたいと思います。
   何卒連盟会員の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。